千田琢哉「非常識な休日が人生を決める。」
オンはゆったり、オフに没頭。
私はサラリーマン時代からずっとこの調子だった。
仮に会社の始業時間移行をオンと考えると、私はそれまでに "やらなければならない" 仕事はすべて終わらせていた。
始業時間前に仕事に没頭し、逆にいわゆるみんながオンの時間には心底くつろいでゆったりと過ごしていたのだ。
始業時間からはゆったりとコーヒーを飲み、ドキドキワクワクしながらこれからの種蒔きにじっくり取り組むと決めていた。
そのため平社員の頃は自転車で2分もかからない場所にアパートを借りて、朝5時から全力投球で仕事に打ち込んだ。
平日の昼間はゆったりとホテルのラウンジで読書して過ごし、人口密度の低い休日に、翌週の仕事をすべて終わらせた。
ここで大切なことは、私の行動や考え方の猿真似をすることではない。
あなたの固定観念に別の角度から光を当てて、発想の転換をすることだ。
そしてこれからのあなたの日常や常識を変えることだ。
一見、非常識といわれることであってもいい。
オフの過ごし方は、必ずオンにダイレクトに影響を与える。
AVの『50人シリーズ』を鑑賞し続けたら、源氏物語に通じた。
どのシリーズにおいても50人のうち繰り返し見るのは、たった一人に絞られていくのだ。
よく男はもともと浮気性で一人の女性では満足できないと言われるが、それは本命にまだ出逢えていない場合の話だ。
(中略)
源氏物語の主人公・光源氏にしても、究極はたった一人の本命の影を追い続けたという話だ。
(中略)
このAV鑑賞を機に、『あさきゆめみし』全巻セットを購入したのはいうまでもない。
常識にとらわれてはいけない。
あらゆる勉強は、根っこですべてつながっているのだ。
「敵か、味方か」の二者択一は、最終的に孤立無援になる。
どんなことにも白黒をハッキリつけ続けると、最終的には孤立無援になる。
(中略)
私のところには実にさまざまな悩み相談が連日届くが、それらを集約すると、結局は人間関係の問題に行き着く。
人間関係の問題を解決するためには、白黒ハッキリさせないことが大切なのだ。
白黒ハッキリさせないなんてスッキリしないと思うかもしれないが、スッキリしない状態を許す勇気を持つことも大切なのだ。
私がこれまでに数多くの人に支えられて何とか生きてこられたのは、私の人間関係がグレーだらけだったからである。
本書の読者には、人間関係をグレーにするためのコツを特別に伝授しよう。
来る者を拒むことはあってもいいが、去る者を追ってはいけないということだ。
「今日は疲れたからもう帰って〜」と言えるのが、親友。
親友に巡り合う方法はたった一つ。
「親友」という言葉とは別れを告げて、今、目の前の人に本気で接し続けるしかない。
- 準備がすべて。本番は復習。
運のいい人は、オフでも羽目を外さない。運は安定を好むから。
- 長期的な成功者は、絶対、必ず、100%の確率で、仕事を楽しんでいる。
- 暗記したらとりあえず眠る。起きたらすぐに暗記したことを1分以内でざっと復習すると、驚くほどに覚えている。
- マイナーな分野の勉強は、費用対効果が高い。
非常識な休日が、人生を決める。: 結果を出す人がやっている50の逆転の時間術
- 作者: 千田琢哉
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