ひかるの読書

ビジネス書を中心に気に入った言葉をご紹介!

いしかわごう「将棋ファンあるある」

将棋の魅力を1冊に凝縮。読めば将棋観戦がもっと面白くなる!!

3月のライオン」で将棋にハマったあなたに。
「ニコ生」で将棋の奥深さに目覚めたあなたに。
棋士たちの愛すべきキャラクターに魅了されたあなたに。

最近人気のひふみんを始め、羽生さん、ハッシー、藤井猛九段などの名言や、過去にやらかしたことなどが紹介されている本です。

個人的に面白かったのは、

  • こっちは鰻しか出さない鰻屋だからね。ファミレスの鰻に負けるわけにはいかない
  • 恋の藤井システム
  • 「これで当たらなかったら・・・矢内さんを諦めます」
  • けいおん!」で人生変わった
  • ハッシーがNHK杯に出ると何かが起こりがち
  • ひふみんの旺盛な食欲に逆に安心する

あたりでしょうか。
最近はひふみんやハッシーの名言が多いですけど、一昔前は圧倒的に藤井九段ですね。何回見ても面白いです。

2ch名人 将棋界ナンバー2の人気棋士、藤井猛の発言で打線組んだ


将棋を観るという文化

この本の中で野月浩貴七段がインタビューを受けています。

その中で将棋を観ることについて語られた文章を紹介します。

僕の趣味であるサッカーは、観るファンが圧倒的に多いです。

これまで将棋を観る人が少なかった理由は、将棋ファンに見せるということを棋士側がしていなかったからだとも思ってます。

将棋の場合は、スポーツと違って観てわかりづらい。

羽生名人が一手指しても、良い手かどうかは誰かが教えてくれないとわからない。

「羽生マジックです!」と言っても、そこを伝える努力をあまりしていなかった。


要するにキッカケは何でもいいんです。

  • 純粋に将棋を好きになってもらうこと。
  • 将棋の戦術の奥深さを知ってもらうこと。
  • ネタとして棋士のエピソードを知り、親近感を持ってもらうこと。

これらが将棋ファンの裾野を広げるために必要で、そういった意味で本書は非常にいい内容だと思います。

一人でも多くの人が、将棋の面白さに目覚めてもらいたいです。



将棋ファンあるある

将棋ファンあるある