勝間和代「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」
「お金」は時間があれば利子で増やせます。
「知識」も時間があれば学んで増やせます。
「労働」も長い時間働けば成果は出せます。しかし「時間」は、すべての人に平等に一日二十四時間と限られています。
時間の使い方が私たちの時給を決め、年収を決めていると言ってもいいでしょう。
すなわち、有意義でかつ生産性の高いことに時間を投入できるようになればなるほど、短時間労働で高い年収が手に入るのです。
なぜ忙しくなるのでしょうか。理由は簡単です。やることを減らさないからです。
やることを減らした上で自分の能力を高めましょう、というのが本書の内容です。
今の時代ならスマホをいじる時間を減らすとかですね。
睡眠時間を削ってオーバーワークを続けるよりは、何となくダラダラ過ごしてる時間を減らしましょうという内容です。
勝間式「黄金の時間の5原則」
- 時間をつくるためには、あらゆる面の投資を惜しまない
- 単位時間あたりの成果に固執する
- 必要以上に「いい人」にならない
- やりたくて、得意で、もうかることを優先する
- スケジュールはゆったりわがままに設定する
細かい部分は本書を読んで下さいということにして、ここでは1の「道具への投資」について。
この本の見どころは、自転車です。
勝間さんの熱い自転車推し
勝間さんは移動時間の削減を繰り返し述べています。
移動しながら仕事をするのは、どうしても効率が落ちてしまうからです。
要するに無駄な時間です。
都内では地下鉄で50分かかる所も、タクシーなら20分で着くというケースはよくあるそうです。
その差30分の短縮のために、タクシー料金2000円を支払えますか?
多くの人は躊躇します。
なぜなら、タクシーの料金に比べて手取りの時給が低いからです。
2000円がもったいないとなっちゃいます。
一方でスポーツ自転車を使うと、タクシーに乗らずとも4〜5圏内は大体30分以内で着くようになります。
当然お金はかかりません。
また勝間さんは4万円を別途投資して、持ち歩けるタイプのナビ(Mitac Mio C325)を自転車に取り付けているので、道に迷う心配はありません。
ちなみに他の移動手段としてバイクがありますが、(都内だと)駐車が容易でないため、目的地に早く着いても駐車で苦労する可能性が大です。
またタクシーのデメリットには、
- 乗りたいときに捕まらないリスク
- 渋滞にひっかかるリスク
- ドライバーが道を知らないリスク
があるため、料金以前の問題があります。
移動時間を有意義な時間に変換する
自転車移動のメリットは、移動をしながら運動ができるということです。
毎日スポーツクラブに行って、エアロバイクやトレッドミルを一時間してもいいのですが、そのかわりに自転車に乗って毎日一時間移動する習慣をつけると、それで将来の病気のリスクを大きく減らすことになります。
私は今、毎日三十キロ前後自転車で移動しています。
スポーツクラブで心肺機能の測定をしますと、十八歳並み、実年齢マイナス二十差です。
ふだん自覚していませんが、おそらく、私と同い年の三十八歳の女性と比べると、疲れ方が違って、それが集中力の差になり、時間効率の差になっていることはあると思います。
毎日30キロ!
僕がこの本を読んですごいと思ったのは、自転車の移動距離ですね。
要するに、やっぱ運動は大事なんだなーと。
この本の最後に、勝間さんのある夏の1週間のスケジュールが載ってるんですが、とにかく自転車乗りまくり。
一日で自転車24キロ、2時間強乗っているので寝つきはいい。
の一文はホントすごいなーと思いました。
休みの日くらいは自転車に乗って運動したくなる一冊です。
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/10/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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