本田弘之「街の公共サインを点検する」
- 作者: 本田弘之,岩田一成,倉林秀男
- 出版社/メーカー: 大修館書店
- 発売日: 2017/07/25
- メディア: 単行本
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やさしい日本語の可能性
国によって読み方が異なるローマ字よりも、ひらがな表記の方が外国人は読みやすいんだそうです。
英語が通じない外国人もいるという想像力は重要。
小学生でもわかる単語をひらがなで使うべきという指摘は面白かったです。
混乱を招くノイズサイン
トイレの入り口に、紙でプリントされた手作りサイン。
「感染症防止のため、うがい・手洗いを励行しましょう」
日本人なら「ふーん」で済みますが、外国人はトイレに関する重要な通告だと受け取る恐れがあります。
日本のサインは必要のない情報が多すぎるのです。
「禁煙」「真ん中のマーク」「終日禁煙」
これは僕が撮影したものですが、同じことを3回も言っててクドいですね。
真ん中のマークだけで意味は伝わるのに、余計な言葉があると外国人は「何か重要な注意があるの?」と思って不安になります。
注意喚起の量を減らし、街の景観を守るべきです。