樺沢紫苑「読んだら忘れない読書術」
60冊目到達。えらいえらい(*^^*)
70冊目指して頑張ろう♪
本1冊で毎日30分を節約できる
パソコンに届く迷惑メールを毎日30分、手作業で削除している人がいました。
1日30分、年間300日で150時間の損失です。
その人に樺沢さんの著書、「メールの超プロが教える Gmail仕事術」を読んでもらい、30分ほどでGmailの設定を済ませば、その瞬間にスパムメールからの処理から解放されます。
たった1冊の本が、毎日30分、年間150時間も節約してくれる。
知っているかいないかで、一生で何百時間も違ってきます。
その大幅な時間を節約する知識が書かれているのか「本」なのです。
そしてその何百時間を節約するために必要な経費は、本の価格、約1500円にすぎないのです。
月に7冊読むだけで、読書量において日本陣の上位4%に入ることができる
日本人の年間の読書量は12.3冊といいます。
1ヶ月に、たったの1冊です。
さらに、驚愕のデータがあります。
文化庁の「国語に関する世論調査」(2013年度)での「1ヶ月に大体何冊くらい本を読んでいるか」(雑誌や漫画をのぞく)という質問に対して、本を1冊も「読まない」と答えた人が、全体の47.5%にものぼっています。
驚くことに、日本人の半数近くが本を読む習慣がないのです。
「1、2冊」と答えた人が34.5%。
「3、4冊」が10.9%。
「5、6冊」が3.4%。
「7冊以上」が3.6%です。
つまり、月に7冊読むだけで、あなたは読書量において日本人の上位4%に入ることができるのです。
「記憶に残る読書術」2つのキーワードとは?
「アウトプット」と「スキマ時間」。この2つを意識するだけで、あたなたも「記憶に残る読書」ができるようになります。
重要なのは、「おもしろい」「ためになった」を連呼してもだめで、具体的にどこがためになったのか、本の内容を要約しながら、相手に伝えるということです。
自分が「気づき」を得た部分、マーカーでラインを引いた部分などを紹介して伝えると、「気づき」を共感することになり、相手は本を読まなくてもそれだけでためになるのです。
人に本を勧めるには、本の内容を思い出し、さらにそれを頭の中で整理しないといけませんから、アウトプット効果は非常に高いのです。
物を人に勧めるということで思い出されるのが、「ジャパネットたかた」のテレビショッピングです。
この番組を見ると、セールストークの勉強になりますが、重要なのは複数の切り口で商品を「お勧め」している点です。
例えば、自動掃除機を勧める際には「吸引力が強い」「部屋の隅のゴミもとれる」「駆動時間が長い」「電気代が格安」「人工知能搭載」といったように、5個以上の異なる切り口でお勧めしてくれるので、非常に説得力が出てきますし、思わず買いたくなってしまいます。
人に本を勧める場合は、「ジャパネットたかた」式に「複数の切り口」で紹介するように意識してみましょう。
精神科医がお勧めする珠玉の31冊
最後に、樺沢さんの本の紹介文がいいなと思ったので、勉強のためにいくつか引用します。
『千の顔をもつ英雄』
映画「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカス監督が、そのストーリー作りの際に多大な影響を受けたといわれる神話学者ジョゼフ・キャンベルの代表作。
世界中に散らばる神話、伝承、民話などは、全て同じストーリーの骨格を持つという大胆な仮設を膨大な資料で裏付けています。
『大局観 自分と闘って負けない心』
将棋界の第一線で活躍し複数タイトルを保持し続ける羽生善治名人。
彼の本はどれも読み応えがあり本質をとらえています。
その中でもこの本は、歳をとることで得られる能力がある、そうした能力を磨くことで、気力体力が充実した若手とも対等に戦うことができる、というメッセージが書かれており、大変勇気付けられました。
『チャンスをつかむ男の服の習慣』
日本ではじめてパーソナルスタイリングを提唱したパーソナルスタイリストの政近準子さん。
彼女との出会いによって、ファッションに全く無頓着だった私が、ファッションに覚醒しました。
「ファッションらギフト。服は自分のためではなく、人を喜ばせるために着る」という政近さんの思いが詰まった、メンズ向け、ビジネスマン向けファッション本の決定版。