「作詞のための8の極意」
SMAP「SHAKE」の歌詞は、仕事帰りにウキウキとデートに向かう男の歌とは全くの逆だという、森浩美さん本人の言葉にビックリ!
嫌そうな顔でデートに行ったら彼女の機嫌を損ねるので無理にテンションを上げている、半分ヤケクソ気分な歌なんだそうです(笑)
「恋愛よりも趣味や自分の時間を優先したい男性」が当時増えていた。
そうした時代の空気を反映したからヒットに結びついたという話。
しかしSHAKEがいわゆる草食系男子の歌だなんて1ミリも思いませんでした。
これを知れただけでも読んだ価値はありました!
他に印象的だったのは、いしわたり淳治さんの「主人公の気持ちを直接的な言葉を使わずに描写する」。
それとzoppさんの「サビで描くのは物語の結末ではなく結論、つまり主人公の感情」という言葉。
作詞に限らず、文章力やキャッチコピー力を高めることができる本でした。