桜井輝子「日本の色 売れる色には法則があった!」
- 作者: 桜井輝子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2016/06/20
- メディア: 単行本
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* 明度対比
背景の明暗が異なる場合、同じ色でも、明度の高い背景色(白)の上の色は暗く見え、明度の低い背景色(黒)の上の色は明るく見える。
背景の黒は、その上に置かれた色を鮮やかに見せる効果があります。
デリケートな食材の色が、黒のマジックによって引き立てられています。
ボトルに服を着せるという豊かな発想
さくら色LED照明/シャープ
色相を基準とした配色
色相を基準とした配色では「使用する色どうしの色相差をどのくらいにするか」がポイントとなります。
色相環上で距離の近い色どうしは色相差が小さく、距離が離れれば離れるほど色相差が大きくなります。
色相に共通性がある配色はまとまり感が生まれ、色相に対照性がある配色は際立ち感やメリハリ感が生まれます。
ベースカラー、サフカラー、アクセントカラー
配色を考えるときには、2色または3色で構成することが多くなります。
とくに3色配色は配色の基本で応用範囲が広く、使用面積に応じて次のように分類されます。
・ベースカラー
全体の50%以上を占める色で、イメージを左右する色・サブカラー
ベースカラーとアクセントカラーの間をつなぐ色・アクセントカラー
配色全体を引き締め、変化を与える色
日本の伝統色48選
例えば、
- C 65、M 85、Y 0、K 0だと杜若(かきつばた)色
- C 70、M 85、Y 0、K 0だと菫(すみれ)色
- C 75、M 85、Y 0、K 0だと桔梗(ききょう)色
のようにシアンが5%違うだけで色の名前も変わってくるんですね。
また色にはそれぞれ名前の由来やエピソードがありますので、それを覚えるのも面白いと思いました。
漆黒(しっこく)の色配分は、C 70、M 50、Y 50、K 100です。
単なる黒を使わずにこうした色を使うことで、デザインのストーリーを作り出せそうです。
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- 発売日: 2016/06/20
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