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佐々木裕平「【入門】お金持ち生活のつくり方」

【入門】お金持ち生活のつくり方

【入門】お金持ち生活のつくり方

投資

貯金は将来の消費とイコールなので、長期的に見るとお金は増えていません。
お金を増やすには投資が必要です。
まずは投資資金を貯めなければなりません。


お金の参照点

収入が増えたからといって使うお金も増えていれば、お金は貯まりません。
収入が増えても、使うお金を一定に保つ必要があります。


なぜお金持ちの家は、部屋がスッキリしているのか?

家が大きいから室内が広い、ではないんです。
単純に、家具や小物などの物が多いか少ないかの違いでしかありません。
物のサイズの大小や価格はさほど関係ありません。

余計な物を買わずに金融商品を買っているのです。
しかも最近の金融商品は電子化されているので、紙すらない場合もあります。
だから部屋に物がないのです。

反対に、もしもあなたの部屋が、物であふれかえっていたらこっちは黄色信号です。

何しろお給料は変わりませんから、生活にゆとりが出るかどうかは『ここ』にかかっています。

『ここ』とは、すなわち、先にお給料を使うか、貯めてから使うか、あるいはためで増やして使うか…どれにするか? だけです。

繰り返しますが、あふれている物の値段はさほど関係ありません。

安い高いに関係なく、物が多くなるほどゆとりが生まれにくくなります。

なにしろ一度お金を出して買ったものは、基本的に値段が急激に下がり続けます。

つまり価値が減っていくのです。

価値が減っていくものを次々と買っていけばお金が減っていきます。

これを続けていればいつもお金に困るのは当然の結果ではないでしょうか。

家の中に物があふれているということは、実はうれしいことでもなんでもないのです。

とてもひどい言い方をすれば、ゴミがあふれているのと同じこと…と言えるでしょう。

なぜお金持ちの家には神棚があるのか?

神頼みが目的ではありません。

神棚が家の中にあるということは、毎日初詣気分が味わえるということです。

しかも神棚は、ホームセンターに行けば1000円程度で買えます。

榊の葉も、花屋さんに行けば数百円で売っています。

神棚を設置したら、毎朝榊のお水を交換します。

その際に、お金持ちはついでにお参りをします。

時間にして数秒から1分程度ですが、これこそがお金持ちの隠された日常です。

実は、お参りはもちろん、スポーツやビジネスでも目標や夢を叶えやすくするには共通のテクニックがあります。

それは『いかに具体的に夢や目標を述べられるかどうか』です。

たとえば漠然と『お金持ちになれますように…』とお参りをします。

最初はぼんやりと思うだけで、自分でも一体どうしたいのかよくわかりません。

何週間か続けていると、『どうやって?』と自分で思うようになります。

そのうちに『ああやって、こうやって…そのためにはあれが重要だ…うーん…』だんだん具体策や数字を自分で考えるようになります。

すると『よし! 今日はこうしよう。うまくいきますように!』とお参りのたびに具体策が出てくるようになります。

こうなると毎朝のお参りはお願いから『目標のために今日はこうしよう、うまくいきますように』という具体的な宣言になっていくのです。

(中略)

お金持ちはこの一連の思考を毎日毎日、それこそ何十年も繰り返しています。

先ほど『お金持ちの隠された日常』と書きましたが、彼らにしたら別に隠してもいません。

むしろ世間の人も同じようにやっているだろう、と思っているかもしれません。

結果として漠然とした夢は細分化された具体策と行動になり、現実になりやすくなります。

そして、自分の力で夢を叶えたにもかかわらず(神様がいるかどうか私にはわかりませんが)神様に感謝することになります。

だからお金持ち生活の家には神棚やそれに類するものがあるのです。

お金持ちの計画書

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お金持ちは何をプレゼントするの?

とても高いモノ? 高額の現金?

そうじゃないですね。

それをプレゼントするのは普通の人です。

彼らがプレゼントに選ぶものは『(相手にとって買えないことはないけれど)相手が絶対に時分では買わない物』です。

どういうことでしょう。

たとえば、プレゼントを贈る相手(Aさん)が無類のアルコールファンだとしましょう。

Aさんは普段から晩酌の時間を何よりも大切にしています。

でもAさんが毎日飲むのは、割合安いビールや発泡酒ばかりです。

もちろん近所のアルコール売り場に行けば、数千円もするスコッチや大吟醸シャンパンも並んでいます。

そしてAさんの財布にはいつも数万円が入っています。

さらに銀行には貯金が数百万円あります。

つまり、Aさんは高いアルコールを買えないことはないのです…でも絶対に買いません。

その理由はAさんの頭の中で、アルコールにかけてもいいお金の参照点が低く見積もられているからです。

そのため、アルコールは大好きですが、絶対に自分のお金では、一本数千円もするお金は買えません。

(中略)

そんなAさんに、『絶対金感』の持ち主が一本5千円程度のちょっといい洋酒をあげたらどうなるでしょう。

Aさんはもちろん大喜びです!

なにしろ、いつか飲みたくても自分では永遠に買わない憧れの洋酒…それが無料で手に入ったのですから、当然です。

Aさんがその洋酒を飲む時には、心から贈り主に感謝をささげるでしょう。

これがお金持ち思考の人が選ぶ最高のプレゼントです。

『絶対金感』をもっているからこそ、最小の費用で最大限の効果を発生させることを考えます。

彼らにとっては当たり前の基本技術です。

家計簿のつけ方

毎日の買い物でレシートをもらい、家に帰って家計簿に記入するだけです。

普通のノートに書いてもいいですし、パソコンの表計算ソフトで自作してもかまいません。

または、本屋に行けば山のようにカラフルな家計簿がズラリと並んでいます。

これらのどれを買ってもいいです。

そして、毎日レシートの金額を記入したら、月末には決算収支をして、今月がどれくらいの黒字になったかをチェックします。

ここで重要なのは、記入するだけで終わるのではなく、出費に関する参照点を『把握して固定する』ことです。

すなわち、お給料が増えても、自分で決めた月の出費の上限を変えないことです。

もちろん投資で大儲けをしても、変えてはいけません。

ほんの少しの位置の違いがすべてを変える!

将棋は相手も自分もそれぞれ20枚のコマを用いてゲームをします。
将棋の名人のコマも、素人のコマもそれぞれの性能は同じです。

『歩』というコマは前に一つしか進めませんし、『角』というコマは斜めにしか進めません。

名人の持っている『歩』だけが前に三つ進んだりはしないということです。

条件は五分と五分です。

ところが、ゲームが始まると、あっという間に素人は不利になります。

違いはなんでしょうか?

コマの性能は同じですから、違いはコマを置く『位置』だけです。

位置が違うだけで強くなったり弱くなったりするわけです。

(中略)

仮に御金持ちの人をじっくり観察をしても、普通の人と大差がありません。

体や脳の性能はほぼ同じです。

ただし、コマの位置が違うはずです。

ここでのコマとは、服や持ち物・人間関係・そしてお金の置き場所などです。

それらのどれもが有利な位置を陣取っているはずです。

そして、それらが結果として、将棋の名人と素人との違いのように大きな差となるのです。

【入門】お金持ち生活のつくり方

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