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首藤由之「『貯まる人』『殖える人』が当たり前のようにやっている16のマネー習慣」

ネット銀行を活用する

ネット銀行が高く金利を設定できるのは、リアルの銀行のように支店などの店舗を構える必要もなければ、そこで働く人を雇う必要もないからです。

つまり、リアルの銀行に比べると経費が少なくて済み、その浮いた部分のコストを預金利息に回せるのです。

おまけに、預金獲得のチャンスとなる夏冬のボーナス支払時期になると、ネット銀行は決まって特別キャンペーンを展開します。

キャンペーンの目玉はもちろん、ふたんより高い金利設定です。

実はこのボーナスキャンペーンを利用すれば、ネット銀行を利用した「キャンペーン投資法」とでもいうべき資産運用をすることができます。

いくつかのネット銀行に口座を開設し、キャンペーンに合わせて資金を回していくのです。

ボーナスキャンペーンで優遇される定期預金は、「新規に投入される資金」で、「100万円以上」、期間は「1、3、5年」などが一般的な条件です。

例えば、預貯金に回せるお金が300万円あるとしましょう。

皆さんは3つのネット銀行(A銀行、B銀行、C銀行)に口座を作り、それぞれ100万円ずつキャンペーンを利用した1年満期の定期預金を作ります。

それらの定期預金ら1年後に満期を迎えますが、その時にはまた新たなボーナスキャンペーンが各銀行で展開されています。

そこでA銀行で満期になった定期預金ら、今度はB銀行に移します。

B銀行にとっては、そのお金は「新規に投入される資金」ですから、堂々とキャンペーンを利用した1年定期にすることができます。

同様に、B銀行で満期を迎えた定期預金はC銀行に、C銀行の満期定期預金はA銀行にそれぞれ移して、同じくキャンペーン定期にします。

同じことを毎年続けていけば、この300万円は常にネット銀行のキャンペーン金利(ふだんより高いところがミソですよ)を利用した定期預金で回していくことができます。

余裕資金が殖えてくれば、夏冬で資金を振り分けたり、ネット銀行の数を殖やしたり、一つのネット銀行に預ける金額を殖やしたりするなど、より有利になるようにさまざな手段を取ることができます。

「貯まる人」「殖える人」が当たり前のようにやっている16のマネー習慣

「貯まる人」「殖える人」が当たり前のようにやっている16のマネー習慣