ひかるの読書

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中野裕弓「"本当の豊かさ"を引き寄せる お金持ちマインドの育て方」

永遠にお金が出続ける自動販売機があったら?

「10円を入れたら100円が出てきます。出てきたお金はどうぞ自由にお持ちかえりください」

こんな自動販売機があった時、あなたは堂々と10円を入れることができますか?

小さなラッキーを通り越して、少し恐いですよね。

騙されているのでは?
そんなうまい話があるわけない
何もしないでいい思いをしたら、後でバチがあたるのでは?

喜んで受け入れる人と、なんだか恐くなる人がいます。
実はそこに、お金持ちになれる人となれない人の違いがあります。

なれない人にはお金に関するさまざまな「恐怖」があり、それが知らない間にマインド・ブロック(ある考えの障害になるもの)となって、あなたがお金持ちになることを邪魔しているのです。


「許す」「受け入れる」という方法

  • 私なんかお金持ちになれっこない
  • どうせ私は何をやってもダメ
  • お金持ちになってもロクなことがない

こうしたマインド・ブロックを打ち消し、あなたが夢を叶えるにふさわしい人間であることを自分で自分に教えてあげる必要があります。

下の引用文を、ゆっくりかみしめながらノートに書いてみましょう。

私はまわりの人から愛され、サポートされることを自分に許し、受け入れます。

私はまわりの人を愛し、助け、サポートすることを自分に許し、受け入れます。

いかかですか?

書いている時に心の奥がザワッとしたり、「無理よ!」なんて感じたら、あなたのマインド・ブロックが騒いでいるのかも。

マインド・ブロックから解き放たれれば、あなたは勇気を持って"豊かさ"を手に入れ、享受できる人になれるはずです。

あなたが幸せになることでまわりも幸せになる

お金持ちになることを邪魔するマインド・ブロックの一つに、お金持ちになることに対する罪悪感があります。

前に書いたように、「私だけがいい思いをしていいんだろうか」という一人勝ちの罪悪感です。

けれど、出口さえ分かっていれば、罪悪感は消えてしまいます。

たとえばあなたに一万円が降ってきた時、そのお金で素晴らしい映画を観たり本を読んだりして、その感想を友人たちに伝えるのです。

そうすれば、あなたの感動が伝わった友人たちも、元気づけられたり勇気をもらえたりするはず。

それが「分かち合う」ということです。

他の人、まわりの人と「分かち合う」ことの喜びを知っていれば、どれだけ豊かになっても罪悪感はありません。

手にした富をひそかに貯め込もうとすれば、「泥棒がきて盗られたらどうしよう」と別の恐怖が生まれてしまうだけです。

最後に「分かち合う」ことこそ、私たちの本当の目的である"豊かさ"ではないでしょうか。

自分がうるおい、まわりもうるおう。

そうなれば、あなたはその"豊かさ"を一生享受できるのです。