ひかるの読書

ビジネス書を中心に気に入った言葉をご紹介!

ロマン優光「間違ったサブカルで『マウンティング』してくるすべてのクズどもに」

ニッポン戦後サブカルチャー史(NHK Eテレ宮沢章夫)よりわかりやすい!

この帯www煽りすぎwwwwww

サブカルほど、意味がわからないものはない。

そして、そんなサブカルについて語る人はさらに意味不明。

いちジャンルなのか? バカにした言葉なのか?

ひとによってサブカルの意味はバラバラなのに、サブカル議論なんて成立するわけがない。

そこでここらで一旦サブカルの意味を再定義しよう、というのが本書の狙いである。

正しいサブカルの認識を持てば、サブカルおじさんがバカに見えてくる。

これが新世代「サブカルのススメ」だ!


で、蓋を開けるとサブカルおじさんを煽りまくるというクッソ面白い本です。

根本にあるのは、サブカルとおたくが互いに下に見ている風潮や、自分もサブカルを楽しんでるのに相手のことを「サブカルだ」といって下に見ることへの批判です。

いわゆるサブカル界の重鎮って名前しかわからなかったのですが、本書を読むと「こいつらってクズの集まりだな」って思います。

そして謎の杉作J太郎推し(笑)

というわけで、心に残った煽りを紹介していきます。


中森明夫

定期的にTwitterなどで盛り上がる「サブカル対オタク」の話題。

その際に必ず挙がるのが、中森明夫の『「おたく」の研究』。

その内容はオタクを分析するのではなく、ただバカにするだけ、オタク差別の文章です。

優光さんの周りで中森明夫の画像を見た人の多くが口にするのは、「あんなことを書いてるのに、自分が単なるキモオタじゃないですか」という言葉だそうです。

中森明夫はダサい自分から脱却してモテたくて仕方がない人間で、コミケにいた少年少女にかつての自分を見て苛立ち、必要以上に攻撃をしてしまったのではないか。

そんな気がしてしまいます。

まあ、本当のところは本人にしかわからないので「俺はずっとお洒落でモテモテだった」と言われたらそれまでですが。

ただ、まあそういう風に見えちゃいますよねという話です。

そうは言っても、オタクをバカにする煽りの文章としては未だに破壊力抜群ではあります。

時代に合わない部分を改訂してから、どっかに貼り付けたら、元ネタがわからなければ本気でキレる人がでてくるでしょう、あれ。

アイドルオタクをディスってる部分があって、アイドルに手紙を送ると、気に入った手紙にはアイドル自身から返事が届く企画に沢山届くのがキモいとか、雑誌が本屋に届くのが待ちきれなくて隣町まで買いに行ってる奴がいてキモいとか、特に異常な行動とも思えない部分を攻撃していて、意味がわからないレベルです。

そこまでアイドルファンを攻撃しといて、アイドル評論家をシレッとした顔で名乗り「僕、アイドル大好き!」アピールを堂々とやっているとは面の皮が厚すぎるのではないでしょうか。

何年も前に書いた原稿なんて誰も覚えてないだろうと思ったのかもしれませんが、本当にハートが強いです。

当時ネットがなくてよかったですね。


めっちゃ煽ってるwww

岡田斗司夫

ある集団に属する問題がある特定の人物を取り上げ、その集団自体がそういう問題がある風に認識するのは、まるっきりレイシストのやり方です。

だいたいにおいて、そういう問題を抱えている人物は認定している側にもいるのです。

そもそも、岡田斗司夫自体が「作品に対しでは愛情がなく、自分が凄いと思われるためだけに作品を評している、金と女と権力にしか興味がない人物」ではないですか。

それだったら、オタキングこそが、サブカルの悪を体現したサブカルの権化なのではないですか?

まあ、岡田は「サブカルの奴らはみんなニット帽を被っている」と言っていたそうなので、サブカルではないでしょう。

単なるイヤな奴ですね。


切れ味抜群ですねw