ひかるの読書

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小山竜央「スマホの5分で人生は変わる」

50冊目到達。えらいえらい(*^^*)
60冊目指して頑張ろう♪

スマホは人間から夢や目標までをも奪っていく

スマホの最大の問題は、あなた自身の夢を追う能力を低下させてしまうことにあります。

なぜそうなるのか?

それは、人間は基本的にドーパミンを得るために行動を起こす生き物だからです。

たとえ痛みがあっても、その先に快楽=ドーパミンが得られるとわかっていれば、人は行動します。

だからこそ、夢や目標を追って困難に立ち向かい、人は努力するのです。

それが、常に快楽物質で満たされてしまう日常があれば、先に進む必要はなくなってしまいます。

わざわざリスクを負って夢や目標を追い求めようと考えなくなり、現状に満足してそのまま人生を終えてしまうのです。

いまの若い世代は「さとり世代」と呼ばれ、スマホが当たり前の日常として育ったデジタル・ネイティブでもあります。

私は彼らを見ていて、大きな夢を持つ人が少ない傾向にあることを非常に危惧しています。

彼らの原点にあるのは、こうしたスマホが原因の「夢を持たなくなる」性質なのではないでしょうか。

物心ついた頃からスマホを使うことで、頭の中がドーパミンで満たされる日常であれば、夢という人生のゴールに向かって進むことを考えないはずです。

なぜなら、彼らはもうとっくにゴールをしているからです。

さとり世代でなくても、スマホを使い続けることで、私たちは無意識のうちに夢を追う必要性を感じなくなっているといえます。


だからこそあなたのスマホの使い方、習慣は今すぐ変えるべきであり、スマホで夢をかなえる人生へと自分を変えていきましょう!

という内容の本です。

小山さんはスマホの中でもゲームアプリに対して激しい危機感を表明しています。

アプリの世界は購入や課金よりも、いかに顧客の時間を奪うかというのが最大の目的になります。

タダで使えるからと甘く見てると、そのアプリに時間を奪われ、依存させられてしまいます。

しかも、いまのスマホゲームはクリアができません。

期間限定のスペシャルなダンジョン、レアアイテムを入手できるイベントが頻繁にあって、その度にゲームをし、時間を奪われてしまいます。

やめればいいのに、気になってやめれないのです。

昔のゲームでは、クリアするというゴールを目指すことでドーパミンが出るようになっていました。

しかし、今のスマホゲームでは2000時間かけてもクリアすることができないともいわれています。

本来はクリアすることでもらえる、ゴールという最大の報酬が快感を呼ぶはずです。

では、それが得られそうになくてもやり続けてしまうのは、いったいなぜでしょうか。

それは、スマホゲームの場合は、毎日の単発のプレイ自体が十分快感を生む刺激であり、毎日毎日報酬がもらえるようなもので、ゴールに至る必要がないからです。

ゴールのない快楽にハマってしまうと、人は集中することがなくなり、目標達成をしようと思わなくなります。

時間だけではなく、スマホゲームは人間の意欲すらも奪ってしまうというわけです。


クリアという概念がないのは、考えると恐ろしいですね。


人生を好転させる9ジャンルアプリ

この本のポイントは、単なるスマホ批判では終わらずに、有用なアプリを紹介しているところです。

スマホを使うなとは言ってません。
スマホを上手く使おうと言ってます。

個人的に気になったアプリやポータルサイトをメモしておきます。

Lino(夢実現アプリ)
セミナーズ(セミナー検索)
ストリートアカデミー(講座や勉強会)
アソビュー(遊びや体験)
イベニア(世界中の面白いイベント)
peatix(ピーティックス、ビジネスパーソン向けの講座やイベント)

ワタビ
イベントコンシェルン
オズモール
(イベントをピックアップしてくれる)

チケットぴあ(日本アカデミー賞のチケットも予約できる)

TEDアプリ(TEDトークを学べる)

などなど、有用なアプリが多数紹介されてますので、気になった人はぜひ本書を読んでみて下さい。



スマホの5分で人生は変わる

スマホの5分で人生は変わる