ひかるの読書

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ビエラ「勝ち方はポケモンが教えてくれた」

ポケモンは世界大会が何年も開催されていて、非常に戦略性が高い「大人のゲーム」です。

2015年に世界を制したのが、本書の著者ビエラさん。

ビエラさんに共感したのは、ポケモンというゲームの本質を見抜こうとする姿勢。
その本質は、大会のルールや環境(使用されるポケモンの流行り廃り)によって変わります。

その度に自分で考えて理論化し、優勝できる戦略を構築していきます。

自身が世界チャンピオンになった2015年の大会ルールに対して、ビエラさんは以下の分析をしています。

2015年のルールは究極的にはヒードランでゴリ押していくゲームであると僕は考えています。

当たり前ですが、ゴリ押しと言っても目の前の敵にやみくもにヒードランの技をぶち当てるというわけではありません。

いかにうまくヒードランの技を相手に当てにいくかを考えるゲームだということです。

ヒードランを大事に使いながら技を当てるために他の3匹はどのように動くべきか、それを考えたのです。


本質が何かを見つけ、それへの答えを探す作業。

社会において非常に重要な思考法を、ビエラさんはポケモンを通して学んでいました。


僕はポケモンで就職の面接に受かりました。

その時は世界大会の前で、全国優勝をした後だったんですけど、

ポケモンをやっていくなかで論理的思考をして、ダメなところをピックアップして次に生かせるようになった」

ポケモンの大会の主催をするために人を集めるにあたってこういうことを努力しました」

「海外の人とも交流ができて、人とのつながりをもつことの大事さを学びました」

みたいなアピールをしました。

それで面接も受かったし、同期からは「すごい」って言われるし。

会社の先輩にも「ポケモンの子だね」みたいに言われます。
「たかがゲーム」みたいな反応はされないですね。


一生懸命に取り組んでいるものがゲームだったとしても、採用試験に合格することはできるんです。

ゲームを通してどんな努力をし、どんなスキルが身についたのか。

それを自分の言葉で説明しているビエラさんはスゴいと思いました。