佐野研二郎「今日から始める 思考のダイエット」
佐野研二郎「今日から始める 思考のダイエット」を読みました。
- 作者: 佐野研二郎
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 33回
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auのLISMO、TBSのぶた、納豆のとろっ豆のパッケージなど、様々な作品を生み出してきた佐野さん。
オリンピック騒動が落ち着いた今こそ、佐野さんの本を読んでみようと思いました。
これを読んで思ったのは、佐野さんはプレゼンを重要視されてるなということです。
山形県のお米「つや姫」のパッケージデザインをした時に心がけたこととして、以下のことを書いています。
このときに重要なことは、
1 誰もが理解し、
2 言葉にして、他のひとに説明することができるということです。
きちんと説明できるものは、お年寄りや小さな子どもも、ちゃんと、納得してくれるのです。
テスト販売では30分で売り切ることができました。
アートディレクションとは、言葉にして「なるほど!」と思ってもらえるような、誰もがその意味を瞬時に理解できる印籠を作るのが仕事なのかもしれません。
シンプルに、わかりやすく。
そうでないと、メッセージは届かない。
佐野さんは、プレゼンで伝えたいことを、いったん英語にしてみてくださいとも書いています。
中学校で習ったような、ごく簡単な英語で構いません。
もし言いたいことが、簡単な英語に翻訳できないのなら、その企画は、まだ固まり切れてない部分があります。
とのこと。
英語に置き換えるという発想はなるほどなーと思いました。
それくらいのシンプルさを目指す。
確かにシンプルでないと、話を聞いてもらえないんですよね。
「で、結局何が言いたいの?」って。
僕が聞く方の立場でもそう思いますから。
だけどいざ発信する側になると、あれこれと詰めこんじゃいますね。
そういうのを削って削って、大事なことだけをスパンと言い切る。
文章を書くときもそこを意識したいです。
- 作者: 佐野研二郎
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: 単行本
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