白いワンピースを着て浜辺を歩く篠崎愛はこの世に存在しない。二村ヒトシ・川崎貴子「モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談」
対話とは、相手の話を聞いた上でどれだけ自分が変われるかということ
二村ヒトシ・川崎貴子「モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談」を読みました。
- 作者: 二村ヒトシ,川崎貴子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/06/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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AV監督の二村ヒトシさんと、婚活コミュニティ「魔女のサバト」を運営し、女性が主体的に愛する技術を伝えている川崎貴子さんが、現代の若者の恋愛・結婚問題について熱く語った本です。
川崎さんは普段、女性の意識を変えてカップルの成立を支援するお仕事(魔女のサバト)をされています。
二村さんも川崎さんもこの本の中で、男性側の対話不足を問題視しています。
会話上手な男の例として挙げられる、「相手の話を聞く」こと。
しかし「わかったわかった、うんうん」とうなずいて肯定するだけでは足りないのです。
二村 それは対話じゃなくて共感であって、女は共感の生き物だから男にも共感を求めているという説もあるけれど、共感しておけば満足するだろうってのも相手を舐めた話だよね。
うまく共感できればセックスくらいはやらせてもらえるかもしれないけど。
対話とは何かというと、相手の話を聞いたことによってどれだけこっちが変われるか、ということなんです。
川崎 今、二村さん、とても大事なことを言いましたね。
「変化すること」
この大事さをわかっている男性は、ものすごく少ないと、常日頃から感じています。
ガチガチに凝り固まってしまうのではなく、柔らかく変化を受け入れることを、女性は求めています。
好きになった相手の話を聞いて、痛いところを突かれて、自分が壊される。
そして自分の弱さを見つめ、相手に弱さを見せながら変化していく。
この過程が大事なんだと、お二人は強調しています。
「相手の話を聞いて自分を変える」
ここが一番胸に突き刺さりました。
僕も彼女とお付き合いしていくなかで、少しずつ自分を変えていきました。
- 長年の目標だった断捨離
- 結婚資金を貯めるため、お金の節約
- 彼女との電話時間を確保するため、生活習慣の改善
- 彼女とのデート時間を増やすため、趣味の時間の削減
- 「彼女を支える」という気持ちを言葉で伝える
変わるのに時間はかかりましたけどね(笑)
変わる原動力になったのは、将来のことを考えていたのと、彼女の気持ちを傷つけたくないからという理由です。
あと前々から「いい加減自分を変えたい」という気持ちがあったので、彼女をきっかけにして踏ん切りがついたっていうのもありますね。
「相手の話を聞いて自分を変える」
これは恋愛に限らず、仕事においても当てはまると思います。
そして1回変わったら終わりではなく、継続していくことが大切です。
僕も偉そうなことは言えないですけど、変わる努力は継続していきます。
白いワンピースを着て浜辺を歩く篠崎愛は、この世に存在しない
ちなみにこの本の構成は、最初と最後で二村さんと川崎さんが対談をし、真ん中で一般の人を交えて悩み相談、という形式を取っています。
その悩み相談の内容がこちら。
初デートで「モテる美女」は落とせるのか
いい人なのに女運がやたらと悪いAくん32歳の場合付き合ったら痛い目をみる「メンヘラ女子」の見抜き方
モテているのに幸せになれないBくん31歳の場合「童貞男子」はなぜ童貞を死守するのか
美人との結婚を夢見るCくん25歳の場合「万能感」より「変わる勇気」
潔癖症の中年Dさん40歳の場合
その中でも最後のDさんの悩み相談が秀逸だったので、目次だけ引用します。
- 白いワンピースを着て浜辺を歩く篠崎愛は、この世に存在しない
- コンドームを3枚重ねる潔癖男子
- 部屋に彼女を入れたくない
- 押しに弱い女性のセックスはつまらない?
- 自分がどこに分類されているかを見極める
- 女性をほめるときの正解とは
- 恋愛は緻密な情報戦
- 40代の男性が20代の女性を口説くのは、気持ちわるい?
- 「変わる勇気」が有効
- なぜ「家事をしない女はダメ」と思っているのか
- 結婚までに踏むべき3ステップ
- 人の気持ちを推し量ること
コンドームを3枚wwwwww
あと女性をほめるときの正解、皆さん気になりませんか?(笑)
内容はとても面白いですし、恋愛テクニック的なものも満載です。
- 女性をほめるときの正解が知りたい人
- イマドキの男性の心理を知りたい女性
- そして自分が変わることを恐れている男性
こうした人にぜひ読んでもらいたい1冊です(*^^*)
- 作者: 二村ヒトシ,川崎貴子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/06/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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