読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

幸せになりたいから読書を始めるよ!

ときどき長文あり。読んだ本で気に入った言葉を紹介!

石嶋洋平「ホームページで売上が上がる会社 あがらない会社 何が違うか」

売れるホームページの作り方とは?

石嶋さんがこの本で述べていることは、ホームページだからといって身構える必要はないということです。

実店舗で行っていることをホームページにも反映させるだけです。

「売れるホームページ」を作るために大事なのは、
「商売の道理に立ち返ること」
です。

商売の道理とは、
1、「だれに」
2、「何を」
3、「どう売るか」

の3つを考えること。
この3つのいずれかがズレていれば、商売やサービスが売れるはずがありません。

これは、ホームページか実店舗かという以前の話です。

(中略)

みなさんも、お店にお客様が来なかったら、営業の手紙を書いたり、お店を掃除したり、レイアウトを変えてみたりして、日々、工夫をこらしてきたはずです。

ところが、ホームページのこととなると、なぜか苦労することを嫌がり、工夫しようともしない社長さんが少なくありません。

「ホームページのことはわからないから」と言うのは、「お店のことはわからないから」といって投げ出しているのと同じです。

(中略)

長年にわたってずっと商売をやってきた人なら、リアルな営業や販売を通じて「商売の道理」が身に染みついています。

その「道理」を、ホームページでも貫けばいいのです。


お客様の前では自社の仕事についてスラスラと喋れるのに、なぜかホームページになると、

  • どうせ読む人なんかいないから短い文にしよう
  • 細かい所は実際に連絡がきたら説明するので、ホームページには概略だけあればいいよ


といって遠慮というか、面倒くさがる人は非常に多いです。

大企業のホームページなら、説明なんかなくても皆さんその会社のことは知っています。

一方で中小企業になると、その会社を知っている人はほとんどいません。

中小企業であればあるほど、自社の説明を十分に行う必要があります。

しかし現実は違います。

石嶋さんの仰るとおり、皆さん面倒くさがるんですよね。

まあそれも、僕の説明不足が原因なんだと思いますので、この本を熟読してやる気を引き出すトークを身につけたいです。


なんでもかんでも詰めこまない

世間ではゆとり教育が徹底的に批判されて、詰めこみ教育が復権しています。

しかしホームページであれもこれもと詰めこむと、すごく読みにくいホームページができあがります。

石嶋さんは、そんなホームページの欠点を説明しています。

どうも、ホームページを作るとなると、「せっかくだからひとつのホームページに情報をたくさん盛り込んだ方がいい」と考える人が多いようです。

しかし、ひとつのホームページになんでもかんでも詰め込むと、「売れないホームページ」になってしまいます。

考えてみてください。
みなさんが観光地に行ったとき、

「天ぷら・ラーメン・カレー」

という看板を出しているお店と、

「天ぷら専門店」

が並んでいたら、どちらに入りたいと思いますか。

きっと、「専門店のほうがおいしそうだな」と感じるでしょう。
これは、「何でも屋」だとどれもが中途半端で、これといった強みがないからです。

(中略)

お客様の目でそのホームページを見て、

「この商品を買いたい」
「このサービスを利用したい」

と感じなければ、それは「売れないホームページ」なのです。


これはホームページに限らず、チラシやパンフレットでもよくあるパターンです。

結局、不安なんですよね。

一つに絞ると来客数が減っちゃうんじゃないかという不安。

気持ちはわかるんですが、これをやるとチラシが見づらくなって、結果的に来客数は減少します。

一つに絞った方がスペースを大きく使えるので、アイキャッチ効果が飛躍的に上昇します。

ホームページも同じことが言えますよって話。

選択と集中ですね。


Facebookと江戸時代の魚屋さんの共通点とは?

ホームページ制作からは少しズレますが、ここのくだりが一番心に響きました。

ソーシャルメディアについての文。

よく言われるのは、ソーシャルメディア「原点回帰」だ、ということです。

商売のやり方が、「江戸時代の魚屋さん」と同じ時代に戻っているイメージです。

昔は、町の魚屋さんが「あのお客様は5人家族で、おじいちゃんとおばあちゃんが同居していて、おじいちゃんはマグロが好きだ」といったことを知っていて、「今日は良いマグロが入ったから、おじいちゃんに買っていってあげたら?」と売っていました。

そうやって商売を一所懸命やっていると、マグロを買った人が「あの魚屋さんのおかげでおじいちゃんに良いマグロを買えた」「あの魚屋さんはよくわかってくれていて、いいわね」と近所の人にも話してくれて、魚屋さんの評判が上がったりしました。

これはつまり、「お互いの顔が見えている関係」の中で、「口コミ」で情報が伝わっていった、ということです。


江戸時代のお店は、お客の好みを熟知していたからこそ、上のような販売手法が取れるのです。

商店街なんかも、こうした手法で商売をしていたんだと思います。

それが大型スーパーやコンビニの登場で崩れてしまった。

今こそ江戸時代のような商売を見直し、深く掘り下げていく必要があるのではないでしょうか。

  • お客様のことをよく知る
  • お客様の情報を細かく集める
  • お客様が喜びそうなものを提案する

そのためのヒントをこの文章からもらえました。

ホームページ制作においても、常連のあのお客様が喜びそうな情報は何かを考えれば、自然と売れるホームページができあがることでしょう。


イデア勝負をする必要はない?

あとがきで石嶋さんはもう一度、ホームページ制作に必要なのは商売の道理だと説明しています。

その上で、実店舗でもホームページでも突拍子もないことをする必要はないと述べています。

王道を歩く。

どの商売でも同じです。
王道を歩けば苦労しません。

結局のところ、

「だれに、何を、どう売るか」

に立ち返って物事を考えることが、ホームページ成功への道です。

商売の成功法則のような話になると、「斬新なアイデアを思いついた人が勝ち」と言う方がいます。

「自分はアイデアマンだ」と思い込んで、収益の上がらないビジネスにあれこれ手を出す人も少なくありません。

ですが、商売は「需要がたくさんあるところ」でやったほうがいいに決まっています。

魚屋さんの場合、マグロが人気ならまずはマグロを仕入れて売る。

あんこうのような、さばくのが大変で買う人もそんなに多くない魚を、「ウチはこんなめずらしい魚も扱っているよ」と言って仕入れても、あんこうは、そんなに簡単には売れません。

一般向けの商売なら、マグロのように売れ筋の商品で勝負することです。

それなのに、商売の道理を無視して、「アイデア勝負だ!」なんて、だれも考えていないことをやろうとするから、苦労することになるのです。

世の中にたくさんある商品やサービスは、「それを好きな人がたくさんいる」ことを証明しています。

だから、商売では、突拍子もないことをする必要はありません。

みなさんがすでにある程度の実績を積んできた商売があるなら、ホームページでも同じようにやればいい。

ただし、注意が必要なのは、「ずっと、他人と同じことだけをやり続けていればいい」わけではない、ということです。


ホームページだからといって、難しく考える必要はないのです。

「だれに、何を、どう売るか」

まずはこれを整理してみるのが、売れるホームページを作る近道だと思います(*^^*)



ホームページで売上があがる会社、あがらない会社、何が違うか

ホームページで売上があがる会社、あがらない会社、何が違うか