ひかるの読書

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内海聡「99%の人が知らないこの世界の秘密」

この世はウソだらけなんだと気づく本

表紙カバーに惹かれて手にとってみたのがこの本。
もうめちゃくちゃ面白かったですね。

いわゆる陰謀論(フリーメイソンがどうのこうのとか)に類する本です。
僕はこの手の本を読んだことがなかったので、知らないことのオンパレード。

例えば、通貨発行権を持っているのは政府ではなくロスチャイルドだとか、リンカーンケネディはそれをアメリカに取り戻そうとしたから暗殺されたとか。

他にも、

  • 新生児売買の問題
  • 株式市場が休みの土日祝日に頻発する大地震
  • 田布施システムの存在
  • 竹内文書
  • 人体実験だった原爆投下
  • 医学、食品、教育のウソ

など、今までの常識が覆された気持ちになりました。

引用し出すとキリがないのて、ここでは1つだけ。

もし共産党が政権を取ったとしても、〈彼ら〉に"面背服従"の政策をとることになるだろう。

民主党も同じ、公明党も同じ、みんなの党も同じ、維新の会も同じである。

そもそも日本の主要な政党はGHQにより一度解体させられ、そのGHQなとが提供する資金によって再結党している。

この意味を考えれば、すべてが同じ穴のムジナであることが理解できるであろう。

しょせん政治などすべて出来レースであり、それ以上でもそれ以下でもない。

政党、政策、公約、我々に提示されている選択肢は実はなんの選択肢でもないのだ。


この本を読むまでは、「安倍政権ってホントクズだな。若者や低所得者への支援がほとんどないし、戦争もしようとするしアメリカの言いなりになって」とか、
「そんな安倍政権のウソを報じないマスコミはクズ中のクズだな」ということを日々考えていました。

しかしこの本を読んだら、そんなことを考えてイライラしているのがバカらしくなりました(笑)

それくらい世の中はウソだらけで、国や政府に期待しても無駄です。
頼れる時は頼ればいいんですが、100%頼るのは危険です。

自分で考えて自分で行動しないと本当にヤバいということに気づかされました。


この本に書かれていることをうのみにしないこと

このように、本の前半ではネットなどで知ることができる陰謀論を紹介しています。
それらを基礎的な知識としたうえで、後半の冒頭では、

我々はこれまでの基礎的な知識を踏まえて「いかに考える」べきだろうか?

まず、この本に書かれていることをうのみにしないことがもっとも重要だ。

しょせん前半の情報の多くは引用であり、書かれていることが正しいとは限らないしこれは虚無主義である私が語ることの前提だ。

情報に洗脳されることなく、自分で調べ、自分で考え、自分で選択し、自分で責任を取ることの重要性を、この本で何度も書いてきたはずである。

まず何よりも、このことを実践できるようにるかどうかが、〈彼ら〉にだまされないために必要不可欠だ。


と内海さんは述べています。
ネット上の陰謀論が正しいか正しくないかは、内海さんにとってどうでもいいのです。

まずは自分で調べること。そして自分の頭で考えることの重要性を訴えているのです。
それが最終的に、国や大企業に騙されないことへとつながるのです。


この世界の支配者とは誰か

ちなみにこの本では、意図的(?)にぼかされている部分があります。

それは、この世界の支配者である〈彼ら〉の正体です。

内海さんは、「ロスチャイルドやロックフェラーがこの世界を策謀的に支配しているなど浅はかすぎる」と書いたうえで、

ロスチャイルドやロックフェラーも「部長クラス」にすぎない。
つまり、実務を取りしきるトップではあるかもしれないが、すべての方針を決める存在ではないということだ。

もっと上には「取締役」や「社長」や「会長」がいるのだ。

本書では、せめて取締役クラスの謎くらいは探究してみたいと考えている。


と言って、なぜかこの世の支配者である「社長」や「会長」には言及しないのです。
いやー、何かウラがあるんですかね(笑)

ただ答えがあるとかないとか、そんなことに批判するのは筋違いです。
それについては自分で調べて、自分で答えをみつけましょう。

それがこの本のメッセージですから。

99%の人が知らないこの世界の秘密 <彼ら>にだまされるな!

99%の人が知らないこの世界の秘密 <彼ら>にだまされるな!