ひかるの読書

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井口晃「やらない決意」

才能の差なんかない。やりたいことに集中してるかどうかだけ。

成功の秘訣は、「何をするのか」よりも「何をやらないのか」を意識することです。

自分を振り返ってみると、惰性でやってることが結構ありました。

特に次の2つ。

  • Twitterやブログ、Facebookをチェックする
  • 面白くないといいながらテレビを見る

これらが悪いのではなく、なんとなくスマホ、テレビを見ているのが問題です。

こうしたムダをなくし、副業や資格の勉強、絵を描いたり料理をしたりなど、自分が本当にやりたいことに時間を費やす。

そうすれば誰でも成功できると井口さんは言っています。

例えば以下の文章、

成功者もふつうの人も、意志エネルギーの総量は変わらないのです。

両者を分けるのは意志エネルギーの使い方であり、ふつうの人が無意識のうちに消費している意志エネルギーを、成功者は成功するための行動だけに使っている。

たったそれだけの違いなのです。

ためしに身近な成功者を観察してみてください。

きっと、ふつうの人よりも「できないこと」や「やってないこと」が多いことに気づくと思います。


仕事を効率的にこなしてさっさと帰宅したとします。

帰宅してから寝るまでの時間で何をすべきなのか、何をやらないのかを意識するのが大切なのです。

無意識の内にスマホを見たりテレビを見たりしていませんか?

無意識ではなく意識すること。

これは一種のトレーニングです。

才能ではなく意識の問題なので、誰でもできます。


Facebookで情報発信しているのは全ユーザーの5%! 成功の秘訣は情報を発信すること

井口さんは、SNSでだらだらと情報を眺める行為をやめて、自分の情報をもっと発信していくべきだと述べています。

前者が無意識の決断=意志エネルギー(やる気)がなくなる行為だとすると、後者は主体的な決断=意志エネルギーがなくならない行為だと定義したうえで次の文章を書いています。

情報を「読まされる側」にならない

私たちから大切な時間と意志エネルギーを日常的に奪っているのは、間違いなくインターネットとスマホです。

ただし、それはあくまでも情報を「読まされる側」でいるときの話であって、自分が情報を「発信する側」になれば、様相はガラリと変わってきます。

運営側に踊らされ、スマホを「見させられて」いるときの決断は、もっとも危険な「無意識の決断」です。

それに対して、自分でブログを書いたりフェイスブックで情報発信したりする過程での決断は「主体的な決断」にあたるので、ほとんど意志エネルギーを消耗しません。

しかもブログやフェイスブックで情報を発信していると、いいことがいっぱい起こります。

「いいね!」がもらえれば単純にやる気が出るし、有益な情報を発信すれば世の中の役に立てるし、その情報が誰かに見出されて人脈が広がっていくこともめずらしくありません。

情報を「読まされる側」と「発信する側」とでは、世界がこれだけ違ってくるのです。

それなのに、ほとんどの人は「ネタがない」とか「恥ずかしい」などと理由をつけて発信側になることを拒みます。

ある調査によると、フェイスブックで情報発信しているのは全ユーザーの五パーセントにとどまり、残りの大多数はリードオンリーなのだといいます。

じつにもったいない話ですが、逆にいえば、情報を発信するだけで「選ばれし五パーセント」の仲間入りを果たすことができるのだから、自分の目標や成功に一気に近づけることがわかると思います。

(中略)

自分から「こんなことに興味がある」と発信していると、いわゆる"引き寄せの法則"が発動して、知識や人脈などが向こうからやってきます。

私自身、何度もそんな経験をしています。


確かにSNSでリードオンリーの人って、自分を含め結構いますよね。

「いいね!」ボタンを押すだけの人。

そんな中で、自分が情報を発信するだけで上位5%の層に入れる。

さらに引き寄せの法則によるオマケもついてくる。

僕はこの文章を読んで、ブログを立ち上
げようと思いました(笑)

以前から、本の紹介をして人のためになりたい、という気持ちがありましたけど、この文章によって踏ん切りがつきました。

ぶっちゃけ僕がこの本から得たことは、無駄なことをやらないための方法論ではなく、情報を発信することのメリットでした。

そういうメリットは前々からわかってたんですが、背中を押された感じがしてやる気がでてきました。

井口さんには感謝です。

僕もどんどん情報を発信して、皆さんに役立つ情報をシェアしていきたいです。


時間、人間関係、お金、常識のムダを「やらない」と決めれば、理想の人生を歩むことができる

井口さんはあとがきで、「まだ起こってもいない将来の不安を考えること」をやらない決意をしたと書いています。

僕も読書を始める前は、

  • 行動する前から失敗した時の自分を想像し
  • それで不安がぐるぐると渦巻いて精神的に疲れ
  • そんで結局行動する意欲を失う

というネガティブ思考満載の人間でした。

不安なことを考えていても意味がありません。時間のムダです。

グジグジ悩むことを「やらない決意」、すごく大事なことだと改めて気づかされました。

そして井口さんは最後に、以下の文章を書いています。

本書で示した指針にしたがって意志エネルギーを節約すれば、これまでやりたくてもできなかったことが自然と実行できるようになるでしょう。

まだ夢や目標が固まっていない人も、まずは「やらない決意」によって意志エネルギーの消費をなくしてください。

そうすれば、自分がやりたいことや進むべき道も見えてくるはずです。

人間はいくら体にいいものを食べても、腸が汚れていると栄養を吸収できません。

人生も同じで、まずはたまった汚れをデトックスする必要があります。

人生におけるデトックスとは、時間、人間関係、お金、常識のムダを「やらない」と決めること。

それだけで、あなたは驚くほど意志エネルギーを発揮し、あなたがずっと夢見ていた理想の人生を歩み始めることができるようになります。


理想の人生を実現するのに才能はいりません。

ちょっとしたコツを知ればいいだけです。

まずは自分の生活を振り返って、「やらない方がいいとわかっているけど、ついついやってしまうこと」を思い浮かべてください。

それらに費やす時間を徐々に減らしてみてください。

  • 一気にできなくてもいいんです
  • やめられなくてもいいんです
  • 再チャレンジすればいいんです

まずはやらなくてもいいことを意識化する。

それさえできれば、だんだんと心の中で違和感が起こります。

「こんなこと、さっさと止めたいな~」

そんな気持ちになったら、「やらない決意」をしてみてください(*^^*)



やらない決意

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