三田紀房「ここ一番に強くなれ!」
失敗とは普通ができないことだ
普通の仕事、普通の家庭、普通の収入、普通の幸せ。これらをバカにする人は一生うだつが上がりません。
特別なことをやる前に、「普通」さえできていれば大抵の問題は乗り越えられます。
アイデアは反義語の中から生まれる
成功の反義語は失敗ではなく、「挑戦しないこと」です。愛の反義語は憎悪ではなく「無関心」です。
この反義語思考は、物事に別方向から光を当てる訓練にもなります。
仕事の反義語が遊びだとすれば、勉強の反義語はなんでしょう?
中田敦彦「天才の証明」
数ある自己啓発書でうたわれているのは、「あなたの意識を変えなさい」です。
私は、「あなたは変わらなくていい」といいたい。あなたは今のままで、進む道やルールを変えてみることに知恵を尽くしてほしい。
この部分めっちゃ良かったわ〜
あっちゃんカッコいい〜
ビジョンがないのも1つの能力
自分に向いていない仕事。中田敦彦は断ります。
しかし藤森慎吾は絶対に断らない。
なぜか。彼にはビジョンがないから。
やりたいことがない。
欠点と捉えられそうな資質も裏を返せば「ほかのビジョンに完全にフィットする才能」となり、無限の可能性を秘めています。
- 作者: 中田敦彦
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2017/11/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
葛西紀明「40歳を過ぎて最高の成果を出せる疲れない体と折れない心のつくり方」
下半身のストレッチと、1日10分のランニングやサウナで汗をかくことの重要性を説いています。筋トレよりも柔軟性と代謝。
永らく企業秘密だった「最強の呼吸法」は他の本で見かけないやり方なので、一読の価値アリ。
40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方
- 作者: 葛西紀明
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2017/12/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
三田紀房・田尻賢誉「砂の栄冠 甲子園研究所」
阪神園芸も早く帰りたい
「ドラゴン桜」の三田紀房さんと、高校野球に関する著書を執筆している田尻賢誉さんが、高校野球部の現状や甲子園の裏側を書いた本。
面白かったのは、甲子園の試合時間は2時間で終わらせるのが義務化されていること。
ぶっちゃけ甲子園とは興行であり、高校生のためにやっているんじゃない。だから試合はどんどん消化した方が経費はかからないし、関係者も早く帰れる。
試合が長引くと審判は「早くしろ」と圧力をかけてきます。
- タイムを取りすぎだからダメ
- 立ち上がる捕手を押さえつけてタイムを妨害
- 代打の準備ができていない選手を睨む
ベンチの入れ替えがトロいと役員から「早くしろ」と怒鳴られ、準備がまだなのに「ノック始めてください」とアナウンスされます。
そして阪神園芸。ノック中でもお構いなしにファウルグラウンドを整備します。試合間に無駄な時間を作らない技術は本当にすごい。
しかし彼らの仕事は全試合終了後が本番なので、やはり「早く帰りたい」と思っています。
この体制を変えるのは無理なので「そういうものだ」と納得し、早めの準備を徹底する必要があります。それほど甲子園で「いつも通り」に戦うことは難しい。
時間を牛耳る役員・審判・阪神園芸も「甲子園の魔物」です(笑)
甲子園における応援の重要性
リードされてる9回に観客がうちわをパタパタしているようでは勝ち目はない。選曲、演奏、気合、演出。「この曲がかかれば何かが起きる」と思わせ、スタンドから自然と手拍子が起きてこそ奇跡が生まれます。
智辯和歌山と対戦するのに漠然「アフリカン・シンフォニー」を演奏しているようではダメです。応援からしてスキだらけでは勝てるわけがありません。
野球は知的なゲーム
「間」が多いから考える時間もたくさんあります。相手とのかけひきもあるので、インテリがやるスポーツといっても過言ではありません。それなのにわざわざ「あいつバカだな」と思わせる身なりや態度、行動を取っている時点でダメ。
- 作者: 三田紀房,田尻賢誉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
城福浩「Jリーグサッカー監督プロフェッショナルの思考法」
試合の翌日に考えるのは控え選手のこと
控え選手だと練習の成果を出す場がなく、レギュラーとの差は広がるばかりなので練習試合を組みます。人数が足りなければ大学生の手配など、試合終了直後から次の試合の準備は始まっているのです。
「捨てているものがある」ことを自覚する
育成選手に何かを研ぎ澄ませようとすれば、何かを捨てなければいけません。育成年代に必要なことすべてが身に付くような練習があれば、世界中の指導者がそれに取り組んでいるはずです。
何を取り、何を捨てるか。そこに指導の奥深さや難しさがあるのです。
- 作者: 城福浩
- 出版社/メーカー: カンゼン
- 発売日: 2012/06/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
堀江貴文・井川意高「東大から刑務所へ」
カジノで106億8000万円を失った井川意高さんとホリエモンの対談本。検察官のヒドさや刑務所での生活模様を知ることができて面白かったです。
- 作者: 堀江貴文,井川意高
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/09/23
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (1件) を見る
加島祥造「求めない」
ないものねだりを止めると人生楽になるよ、をテーマにした詩集。体(衣食住)よりも頭(知ること)を使い過ぎるとしんどくなるから、3分間だけでも求めることを止めて体を頭の支配から解放してごらんという所がいいなと思いました。たまには空を見上げてボ〜っとしなきゃですね!
- 作者: 加島祥造
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/06/29
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 67回
- この商品を含むブログ (115件) を見る